光と影を生きた画家『中村研一』
現在、新居浜市美術館では、当地ゆかりの洋画家中村研一(明治28年~昭和42年)の没後50年の節目にあたり、「没後50年 中村研一展」を開催中。
中村研一は、福岡県宗像市の出身ですが、父啓二郎が住友の鉱山技師であったことから、幼少期の夏休みは新居浜でも過ごし、福岡県立中学修猷館時代のスケッチ等も残っています。
また、作家となってからも新居浜を訪れ、風景画や新居浜を舞台とした作品(日暮別邸)を描いています。東京美術学校を卒業後は、フランス留学を経て、帝展で受賞を重ね、戦後の日展に至るまで審査員を歴任する等、昭和期の官展洋画の中心人物として活躍しました。また、画家として盛期を迎えたとも言われる戦時中は、従軍して描いた幾多の戦争画、軍の委嘱を受け、戦艦大和の士官室を飾った作品等も残しています。
本展では、幼少期の作品から、滞欧作、初期官展で評価を得た陶芸作品まで、その画業を6章で構成しご紹介します。
福岡県立美術館、宗像市、新居浜市美術館という作家ゆかりの地が連携して、実に45年ぶりの開催となった展覧会を是非ご覧ください。
なお、本展は、中村研一と関わりの深い住友グループ各社の特別協賛を受けて開催するものです。
会期 : 平成30年4月28日(土)~6月10日(日)
場所 : あかがねミュージアム 2階新居浜市美術館
観覧料: 一般 600円 高校生以下(高専生を含む) 無料
* 65才以上及び20名以上の団体 / 特別割引料金 500円
* 展覧会のチラシをご持参の方は割引があります
(ダウンロードのうえオモテ面をプリントしたものも可)
一般 / 600円 → 500円(1枚につきおひとり、1回に限ります)
* 各種障がい者手帳等をお持ちの方とその介助者1名 / 無料